チャレンジ商品の紹介

「チャレンジ商品」とは

若狭町観光船レイククルーズは、従来からよくある遊覧船のように景色を楽しむことだけにとどまらず、この地域が創り出す「歴史」「文化」「人間模様」までもを楽しませてくれる「観光船」でありたいとチャレンジをしています。その一環として、地域色豊かなグルメを、乗船客のみなさまに試食していただく機会をつくりました。

新開発で販売前の商品から地元で親しまれている商品まで、「未来の特産品」をめざしてご提供いたします。月替りでメニューを変更していきますので、乗客も皆さまには、ぜひご試食いただき、リアルな感想をお聞かせいただけましたら幸いです。

製造元：湖上館パムコ
製造者：堤大輔（湖上館パムコ料理長）

若狭町観光船レイククルーズの乗り場からすぐにあり、運営を同じくする「湖上館パムコ」の料理長が、手軽に地元の食を味わってもらえる商品をつくりました。そのひとつ目が「へしこおにぎり」。以下、堤料理長のコメントです。

地元産の美味しいコシヒカリと、若狭の郷土食でありご飯のお供でもある自家製のさばのへしこを使っておにぎりを作りました。へしこを炙ることで柔らかな塩加減になり、香ばしさも加え、溶けだした旨みたっぷりの脂を炊きたてのご飯に吸わせるように混ぜ合わせて一体感のある美味しさになっています。
さらに、へしこの糠を煎り、旨みと栄養たっぷりの『糠のふりかけ』をまぶして召し上がっていただきます。発酵食の旨みの厚みある味わいに、思わず日本酒も飲みたくなるかもしれません。

製造元：湖上館パムコ
製造者：堤大輔（湖上館パムコ料理長）

3月に続き、「湖上館パムコ」の料理長がつくった商品が「へしこ五平餅」です。以下、堤料理長のコメントです。

年中行事であるお正月に食べるハレ（非日常）のお雑煮で余ったお餅を見て、若狭のケ（日常）の餅料理を作れないかと考えました。
お雑煮の美味しさと五平餅の手軽な食べやすさを取り合わせました。地元のコシヒカリ、地元手作り味噌、自家製のさばのへしこと糠、一番出汁を使い旨（うま）じょっぱい味わいになっています。

製造元：岡本善七製菓舗
製造者：岡本武士（岡本善七製菓5代目）

若狭町で明治から続く老舗「岡本善七製菓」。お店に立つのは5代目の岡本武士さん（60歳）。東京の製菓学校で学び、洋菓子屋で2年、和菓子屋で3年修行をした後、若狭町に戻りお店を継がれました。お店を継いで間もなく、洋菓子経験アリということを知った取引先の方からぽろっと一言「“生どら”やってみたら？」。すぐに取り組まれた岡本さん、あんこと生クリームを挟んだ和と洋の融合「生どら焼き」は人気を博し、お店の定番商品に。今回は販売当初から約35年続くド定番“つぶあん”の生どらです。長く地元で愛される味をお楽しみください。

製造元：岡本善七製菓舗
製造者：岡本武士（岡本善七製菓5代目）

6月は5月に続き「岡本善七製菓」の「生どら焼き」ですが、今回は食感なめらかな“こしあん”と生クリームの融合です。店主の岡本さん曰く「こしあんは若い方にも人気」とのこと。岡本さんがお店を継がれて間もなく「生どら焼き」が発売されましたが、和菓子で頑張ってきた先代から洋菓子の取り入れに反対などなかったのかと聞くと「何にも反対せずに自由にやらせてくれた」という柔軟さ。その柔軟さも引き継がれてか、季節に応じてあんこや生クリームのバラエティが増え、今では「生どら焼き」は十数種類もの展開に。そう聞くと色々と気になってしまいますが、まずは老若男女に幅広く人気の“こしあん”生どらをどうぞご賞味ください！

製造元：小堀製菓
製造者：

鋭意、開発中です！

製造元：岡本善七製菓舗
製造者：岡本武士（岡本善七製菓5代目）

若狭町で明治から続く老舗「岡本善七製菓」。若狭町役場が年縞をテーマとした商品企画の協力者を探していた折、店主の岡本さんがその想いに応える形で作られたのがこの「年縞ケーキ」。年縞とは水月湖の湖底に長い年月をかけて堆積した縞模様の堆積物です。その縞模様をケーキの焼き目で表現し、アクセントに湖周辺で栽培された「福井梅」を使用。他にもアーモンドやナッツをのせたり、保存料を使わずに日持ちさせられるように工夫を凝らしたり。岡本さんは「なかなかテマヒマかかってるんですよ(笑)」と冗談のように話しますが、それはきっと本当で、この町や湖のために手間を惜しまず作られたんだなと、お話を伺って素直に感じました。

製造元：cafe_bamboo
製造者：黒田雄太郎（cafe_bambooオーナー）

小・中・高・大学の16年間、京都で野球に青春を捧げていたオーナーが、プロ野球選手になることを諦め、料理の世界へ。和食・居酒屋・カフェで働いた経験を活用し、2022年8月に食事処 「竹の子」の3代目として福井・若狭へ移住。店舗を全面改装して「cafe_bamboo」として運営している。今回の商品は、若狭産の玄米粉・若狭梅を使用した『若狭梅のパンケーキサンド』。若狭産にこだわって、自慢のパンケーキをアレンジしてみました。

製造元：cafe_bamboo
製造者：黒田雄太郎（cafe_bambooオーナー）

若狭地域の片田舎で、パンケーキ＆ソースカツ丼という一風変わった組み合わせのお店「cafe_bamboo」を開店するや、飛ぶ鳥を落とす勢いで繁盛店にしてしまった男が、今回、若狭産玄米と若狭梅を使用した「若狭梅のフィナンシェ」を考案。「手間代・原価は合うのか？」と訊ねたろころ、「採算は後で考えますわ！」と。その裏に地域を思う温かい心が垣間見れて嬉しかった。この心をみなさんに味わっていただきたい。