守るべき自然を伝える取り組み
若狭町観光船レイククルーズは、「自然との共生」と「地域との絆」を軸に歩んできた存在であり、その根底にはラムサール条約登録湿地としての三方五湖の価値があります。ラムサール条約は、単に自然を守るだけでなく、人と自然が共に生きていく“賢明な利用”を求めています。この理念は、まさにレイククルーズの在り方そのものと重なるものだと考えています。

湖は、訪れる人のためだけに存在するものではありません。多様な生き物が息づき、地域の暮らしと歴史を支えてきた大切な環境なのです。レイククルーズは、その上を静かに進みながら、自然に負荷をかけることなく、その価値を伝える役割を担ってきました。湖面に広がる風景、四季折々に変化する水辺の表情、そしてそこに生きる動植物。その一つひとつが、訪れる人に「守るべき自然とは何か」を問いかけているのです。
観光資源である前に、命の場所であること
この湖は観光資源である前に、命の場所です。私たちは、その中に入らせてもらっているという意識を、常に持ち続けなければならないと思っています。
レイククルーズは自然を“使う”のではなく、“共にある”存在です。その姿勢は、地域との連携の中でも明確に表れています。漁業者や地域住民、観光事業者、研究者といった多様な人々と関わりながら、湖の環境を守りつつ、その魅力を伝えていく。単独の事業ではなく、地域全体で価値を共有し、未来へと引き継ぐ取り組みでなのです。

レイククルーズは、地域と自然をつなぐ役割を持っています。この場所の価値を伝え続けることが、結果的に守ることにつながると信じています。
これからの時代、持続可能な観光が強く求められる中で、ラムサール条約の理念を体現するレイククルーズの意義はますます大きくなります。自然環境を守りながら、その魅力を伝え、地域とともに価値を高めていく。その循環を生み出し続けることこそが、レイククルーズの使命なのです。
「自然に寄り添い、地域とともに歩みながら、未来へとつないでいく」 観光船レイククルーズは、これまでも、そしてこれからも、ラムサールの精神を体現する存在であり続けたいと考えています。